どう判断?<スラッシュリーティング パズル的英語解読法編>スラッシュの入れ方

スラッシュリーディング

 スラッシュリーディングについては、前回検討しました。
どう区切るのか?<スラッシュリーディング パズル的英語解読法編>
 その際、次の例文を用いました。

The Internet has delivered a number of fatal blows to the newspaper industry.

この例文にスラッシュを入れると、

The Internet / has delivered / a number of fatal blows / to the newspaper industry.

となりました。

どこにスラッシュを入れる?

 
 ここまでは良いのですが、問題は、なぜ、上のような場所にスラッシュ[ / ]を入れるのか?ということです。
 スラッシュリーディングでは、どこにスラッシュを入れるのかをどう判断するのかが一番の問題です。一語一語にスラッシュを入れても意味はありませんから。
 たとえば、下は全く無意味です。

The / Internet / has / delivered / a / number / of / fatal / blows / to / the / newspaper / industry.

 どこにスラッシュを入れるのか?
 結論から先に言うと、それは文法によって決まります。
 どこにスラッシュを入れるのかをどう判断するのか?は、文法に基づき判断するしかないのです。
 残念ながら英文法から逃れることはできません。

まずは、語を句にまとめてみる

TheとInternet

 The(定冠詞)とInternet(名詞)は、一塊にします。
 なぜなら、Theというのは定冠詞といって、名詞の前に置かれる語だからです。

has delivered

 has deliveredも一塊にします。
 なぜなら、[ have (has)+過去分詞 ]で現在完了という英文法があるからです。

a number of fatal blows

 a、number、of、fatal、blowsも[ a number of fatal blows]と一塊にします。
 ポイントは、[ of ]です。[ of ]は、所有・所属の意味があり、たとえば、[ A of B ]で、BのAとなります。[ of ]の前後の名詞をつなげるのが[ of ]ですから、[ of ]の前にある[ a number ]という名詞と[ of ]の後ろにある[ fatal blows ]は、[ of ]を中心として一塊になります。

to the newspaper industry

 これは前置詞句として一塊になります。
 [ to ]は前置詞で、その後には名詞が置かれるのが、前置詞の約束事です。[ to ]の後ろには、先ほども出てきた定冠詞の[ the ]があり、[ the ]があるということは、その後ろに名詞が続くはずです(theは名詞の前に置かれる語ですから)。[ the ]の後ろには、[ newspaper industry ]という名詞がありますから、[ to the newspaper industry ]というのが一塊となります。

句ごとにスラッシュを入れると?

The Internet / has delivered / a number of fatal blows / to the newspaper industry.

となります。

スラッシュを入れた後は?

 そして、ここからがとても重要な部分です。
 スラッシュリーディングは、スラッシュを入れることが目的ではありません。スラッシュを入れることで英文の構造を見極めて、英文を読みやすくする技術に過ぎませんから、スラッシュを入れた後に、英文の構造を見極めなければならないのです(正確に言えば、英文の構造に関する文法知識に基づきながらスラッシュを入れていくのですが)。
 英文の構造としては、先人が築いてきた5文型という優秀なものがありますので、英文が5文型のうち、どれに該当するのかを最後に判断しなければなりません。
 [ deliver ]というのが、この例文の動詞で、しかも他動詞だと判断できれば上の例文は、

The Internet / has delivered / a number of fatal blows / to the newspaper industry.

という色分けになります。
 つまり、

The Internet(S) / has delivered(V) / a number of fatal blows(O) / to the newspaper industry.

主語(S)、動詞(V)、目的語(O)という第3文型になるのです。

遠回りに見えますが…

 一文一文を上のように分析するとなると英文を読むことは時間的に難しくなります。ここでの分析を全ての文でするようにと言っているわけでは決してありませんので心配されないでください。
 遠回りのように見えますが、英文を読解する上でどこかで上のような分析の仕方をマスターしておかないと、英語を正確に読めるようにはならないということです。
 上の分析をしっかりとして分析能力を鍛えておけば、分析をしないでも読解することができる文が増えていきます。かなり難しい英文が出てきた場合に、分析能力を発揮すればいいのです。
 上の分析の仕方が身についていれば、通常はほぼ無意識に英文を読解することができます(意識せずとも上の分析の仕方で英文を読めています)から、逆に効率よく正確に英文を読解することができるようになります。
 「千里の道も一歩から」です。
 できれば早くその一歩を踏み出していただければと思います。

---シリーズ続---

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