本質に基づく画期的な勉強法<パーティクル=リーディング=メソッド編>総論

英語と日本語の一番の違いは?

英語と日本語の一番の違いは何だと思いますか?
それは、
「て/に/を/は/が」などの助詞が語として存在するかどうかです。
下記の英語と日本語を比べてみてください。

あ 太郎が花子を祝った。
い 花子を太郎が祝った。
う 太郎が祝った、花子を。
え 祝った、太郎が花子を。
お 祝った、花子を太郎が。

a) Taro congratulated Hanako.

日本語で「太郎が花子を祝った。」と同じ意味を表す語順は、「あ」~「お」までありますが、英語だと、a)のみの語順しかありません。
英語で Hanako と Taro の位置を変えた

b) Hanako congratulated taro.

だと「花子が太郎を祝った。」という意味になり、祝う側と祝われる側が正反対になります。

英語と日本語とで何が違うのでしょうか?
それは、「花子」や「太郎」といった名詞の後ろについている「が」や「を」などの助詞(Particle)の有無なのです。この助詞があることで、日本語の語順は自由になっているのです。英語では、助詞は語の位置に組み込まれている(動詞の前にある名詞には「は/が」、動詞の直後の名詞には「を/に」)ので日本語のような語順の自由さはありません。

パーティクル=リーディング=メソッドとは??

英語を読む際には、「て/に/を/は/が」などの助詞を補っていく必要があります。
助詞を補いながら英語を読む方法を、ここでは、

パーティクル=リーディング=メソッド

Particle Reading Method

と称します(略してPRM)。
助詞は英語で “Particle” ですので、この名称にしました。
英語の原文に助詞を補って英語を学習する英語の本質に基づく画期的な勉強法です。
このパーティクル=リーディング=メソッドにより、英語を頭から読みこなしていくことができるようになります。

具体例

【原文】
He likes music very much.

パーティクル=リーディング
He(は) likes music(を) very much.

【訳文】
(は) 好む 音楽(を) とても。

となります。

[like]がとる型

なぜ、Heの後に「」を補い、musicの後に「」を補うかと言うと、その秘密は、動詞の[like]にあります。
[like]は、

like

という型で、◯(は)(を)好む、という意味になるからです。
つまり、
[like]は、

(は)(を)好む

という型をとるのです。

図式化

図式化すると、

_(は) like _(を)

となります。
[like]がとるこの型を原文に補って英文を読む方法が、
パーティクル=リーディング=メソッド
なのです。

---続---

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4 件のコメント

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